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COLUMN実績班長のコラム

2022.08.22

製造業のQCDSとは|改善・向上する方法とシステム導入事例を紹介!

QCDSとは、商品をより良いものにするために 実施される改善活動のこと。しかし、QCDSという言葉は知っていても、具体的な活用方法はわからないという人もいるでしょう。

そこで今回は、QCDSの方法を紹介します。改善方法やおすすめシステムも紹介するのでぜひチェックしてください。

QCDSとは

QCDSとは、製品の評価における指標の一つです。クオリティ・コスト・デリバリー・サービスの略であり それぞれの意味は以下のとおりです。

  • Q(Quality):品質の担保
  • C(Cost):適正価格
  • D(Delivery):納期遵守
  • S(Servise):顧客へのサービス・サポート

QCDSは、生産管理における重要な3つの要素・QCDから派生しました。QCDSは製造業で生まれた考え方です。4つの要素に基づいて製品の管理をすることで、売り上げや 顧客満足度の向上が期待できます。現在では、製造業だけでなくビジネス全般で使われる言葉です。

QCDの派生語一覧

QCDS以外にも、QCDから派生した言葉はたくさんあります。派生語の一覧を以下にまとめたのでチェックしてください。

【QCDの派生語】
  • QCDS:QCD+Service(サービス) 
     →主に製造業で用いられる
  • QCDF:QCD+Flexibility(柔軟性)
     →主にサービス業で用いられる
  • QCDSM:QCD+Safety(安全)+ Moral(やる気)
     →経営管理で用いられる
  • QCDDM:QCD+Development(開発・発展)+ Management(経営管理)
     →バイヤーがサプライヤーを決める評価基準として用いられる
  • QCDSE:QCD+Safety(安全)+ Environment(環境)
     →建設業界や施工業界で用いられる
  • SQCD:Safety(安全)+QCD
     →建設業でよく使われる

QCDSの優先順位

QCDSでは優先順位をつける必要があります。基本的な優先順位はQ→C→D→Sであり、順番に並んでいてわかりやすいです。QCDSの各要素はトレードオフの関係にあるため、優先順位がなくては円滑に利用できません。

例えば、品質を追求すればコストは上がり納期は遅れるでしょう。コストや納期を優先した場合、品質の低下が考えられます。また、システム自体が一定の品質を超えていなければサポートに時間がかかり納期は遅延。バランスが偏らないように気を付けなければ、製品のクオリティやサポートに大きな不利益が生じます。

製造業においてQCDSを改善・向上させる方法

製造業においてQCDSを改善・向上させるためには以下の4つの方法を実践しましょう。

【QCDSを改善・向上させる方法】
  • Quality(品質)の向上
  • Cost(価格)の向上
  • Delivery(納期)の向上
  • Service(サービス)の向上

次の章で、それぞれの項目について詳しく解説します。チェックしてQCDSを改善・向上させましょう。

Quality(品質)の向上

品質を向上させるためには、4Mと呼ばれる以下の観点から品質の合格ラインを明確にする必要があります。

  • Man:人
  • Machine:設備
  • Method:方法
  • Material:原材料

品質を重視しすぎると価格や納期が圧迫されるので、どこまでやるのかの線引きが重要です。QCDSのバランスを保ち管理するためには、4Mの見える化が重要となります。

人に関してはスキルマップ、設備は工程能力指数と管理図、方法は手順整備率と手順設備マップ、原材料は検査合格率で管理可能です。品質改善をする時は合格基準を明確化し適切な方法を選択しましょう。

Cost(価格)の向上

価格の項目を向上させるには、人件費や原材料費などの変動費を抑えることが重要です。しかし、過度に変動費を切り詰めることは品質の低下につながるため注意しましょう。

コストを削減するためには、まず労働生産性を計算して見える化します。労働生産配置図を作り、問題がある部分を分析しましょう。設備の効率性はコストに影響を与えるため、設備生産性を算出し分析してください。

Delivery(納期)の向上

納期の向上では、生産計画を立ててスケジュール通りに進むよう工数管理することが大切です。計画を立てる時は遅延リスクも踏まえましょう。

納期が遅れる大きな原因は、設備の故障といったトラブルです。生産計画が遅延した場合、いち早く問題点に対応することで、被害を最小限に抑えられるでしょう。また、在庫管理によって原料や製品の品切れを未然に防げば、調達リードタイム・生産リードタイムを短縮できます。

Service(サービス)の向上

サービスの向上では、顧客のサポートやサービスに関する工数を管理します。顧客の要求水準やコストをもとに振り分けましょう。サービスが充実していることで、競合他社に勝てる可能性が高まります。

顧客体験の向上は顧客の満足度に大きく影響を与えますが、他の業務よりも優先度が低くなりがち。顧客を満足させられるサービスを分析して、アウトソーシングを取り入れながら適切な人員配置をしましょう。

QCDSの向上はシステム導入が効率的!

QCDSの向上にはシステム導入が効率的です。システムを導入すれば、4Mの他さまざまな見える化ができます。システムを導入する際は、自社の課題をクリアできるものを選択しましょう。

実績班長では、複雑な作業は一切不要。現場での品質に関する情報がリアルタイムに連携され、問題点があればすぐに対処可能です。全体の不良数削減にもつながるため、次章では実績班長の事例をご紹介します。

実績班長で品質が向上した事例

実績班長を導入した企業の事例は以下のとおりです 。

【導入前の課題】
  • パッケージシステムを利用することで費用を削減すること
  • 部品の段取り替えにかかる時間を把握すること
【導入後の効果】
  • タブレットを活用した製造実績収集を実現
  • 作業者ごとの品質管理を統一化
  • M2MBOXを活用した装置状態自動収集を実現
  • 段取りを含んだ作業単位での工数実績収集を実現
  • 収集した作業工数をもとにネック作業の見直しを実現

実績班長を採用したことで、低コストでのシステム導入を実現できるように。モデル工程に沿って管理できるパッケージシステムならではの仕組みが分かりやすく、作業効率をアップさせられました。

また、作業者の違いにより段取り作業時間だけでなく、品質面でもバラツキがあることが発見できました。その結果、作業内容を見直し・作業改善を繰り返し、特別な段取り作業に関しては選任化し、品質向上へ大きな後押しとなりました。

実績班長を導入すればすぐにデータが見える化するため、さまざまな場面・作業工程で課題が発見できるため、ネック作業の改善に取り組むことができるでしょう。

実績班長で納期管理が向上した事例

実績班長の導入によって納期管理が向上した事例は以下のとおりです。

【導入前の課題】
  • 検討段階から社員が参加してシステムを構築すること
  • 紙ベースで行っていた業務をシステム化すること
  • 集合説明会を開いて一斉に操作方法をレクチャーすること
【導入後の効果】
  • 作業進歩をリアルタイムに見える化
  • 生産指示を見える化し作りすぎの無駄を排除
  • 作業者間の情報共有がスムーズに
  • 手書き伝票・端末実績入力の排除による工数削減を実現

上記にて紹介した企業は、実績班長の導入によって納期管理ができるようになりました。また、データ入力までをオペレーションに組み込むことでリアルタイムなデータ取得が可能に。

その結果、物流量が導入前に比べて格段に増加したにも関わらず、現場に滞留している在庫量は増えずに運営できています。納期問い合わせを受けた際は、瞬時に回答が可能となり、在庫を無駄なく増やし「作るべきものだけ作ること」に成功しました。

まとめ

今回は、製造業におけるQCDSの内容について紹介しました。QCDSの4つの項目は互いに関係し合っており、その中でもクオリティが最も重視されます。紹介した改善方法を実施しつつ、システムの導入を行い効率よくQCDSを向上させましょう。

また、また、実績班長では製造実行システムを展開しており、QCD(品質・コスト・納期)の管理が可能となっております。工場の製造現場における「QCD」に課題を感じている、企業様はぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

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